慣用句: Pick A Struggle
過去・現在分詞: picked a struggle (過去形) / picking a struggle (現在分詞)
IPA表記: /pɪk ə ˈstrʌɡ.əl/
読み表記: ピック・ア・ストラグル / PIK-uh-STRUHG-uhl
意味:
同時に複数の欠点や不都合を抱え込むのを避け、我慢や妥協をするならどちらか1つだけに絞るべきだというユーモラスな戒め・ツッコミ。
一般的な訳語:
欠点は1つに絞る、二重苦を避ける、妥協点は1つにする、1つだけにしろ。
詳細:
Pick A Struggleは、アメリカのZ世代や女子高校生のSNS・日常会話から広まったスラング表現です。根底には「人間、欠点や不満要素を同時に2つも3つも背負うのは社会的な許容限度を超える」というユーモラスかつ自虐的なメカニズムがあります。一方、Choose Your Battles(戦うべき相手・論争を選ぶ)は、限られた時間や精神的エネルギーを無駄遣いしないために「重要でない衝突は意図的にスルーし、本当に勝つべき勝負だけに集中する」という大人の戦略的・合理的な紛争管理の知恵です。これに対し、Pick A Struggleは「性格が悪い上にケチ」「遅刻した上に態度がでかい」といった他者に対して「どっちか1つにしなよ」と突っ込むだけでなく、自分の身支度において「髪型が手抜きなら、せめてメイクだけは仕上げる」「マスカラを塗る時間がないなら、肌のコンシーラーだけは塗る」のように、「ノーメイクかつ髪もボサボサという完全な二重苦だけは回避するため、妥協する箇所を1つに限定する」というティーン特有のセルフマネジメントや割り切りの心理を表現する際に用いられます。
ネイティブな組み合わせ:
- Have To Pick A Struggle (妥協点は1つに絞らなきゃいけない)
"My hair looks awful today, so I have to pick a struggle and make sure my eyeliner is completely flawless."
今日は髪が全然キマってないから、妥協点は1つに絞ってアイラインだけは完璧に仕上げなきゃいけない。
- Tell Someone To Pick A Struggle (二重苦を抱える相手に1つにしろと突っ込む)
"He showed up thirty minutes late to first period and didn't even bring his homework, so Sarah literally told him to pick a struggle."
あいつ1時間目に30分も遅刻してきた上に宿題すら忘れてきたから、サラが文字通り「どっちか1つにしなよ」って突っ込んでた。
- Need To Pick A Struggle (欠点をどちらか1つに抑える必要がある)
"You cannot be bad at group work and then also have an attitude, you really need to pick a struggle."
グループ課題で役に立たない上に不機嫌な態度まで取るなんて無理だから、本当にどっちか1つにしなよ。
動画から切り取った生の文:
"(4:36) Can't be bald and ugly. Okay, you know what I say is I have to pick a struggle and I don't have time for mascara today. I could do it in the car when I get to school."
まつ毛も薄くて顔も冴えないなんて二重苦は無理。私がいつも言ってる通り、妥協する難点は1つに絞らなきゃいけないから、今日はマスカラを塗る時間を諦める。学校に着いたら車の中で塗ればいいしね。
"(4:44) I can't be bald and ugly. That is my rule of thumb if you ever watch any of my vlogs where I've done this like that. I fear I'm already now. But now I'm going to go grab some perfume and pick out pair of shoes I'm going to wear."
すっぴん感丸出しの二重苦にはなれない。私のVlogを見てくれてる人なら分かると思うけど、それが私の鉄則。まあ今の状態でもう手遅れな気もするけど。でも香水を取ってきて、今日履く靴を選ぼうっと。
例文内の重要語句:
- Flawless: 完璧な、非の打ち所がない
- Have An Attitude: 不機嫌な・反抗的な態度を取る、態度がでかい
- Rule Of Thumb: 経験則、大体の目安、鉄則
- Bald: (まつ毛やメイクが薄く)すっぴん感がある、物足りない状態
- First Period: 1時間目の授業、1限

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