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2026年8月7日金曜日

ポケモン開発元の「脱・ポケモン」挑戦作『Beast of Reincarnation』、海外先行レビューで評価が分かれる?背景にある開発体制の壁

【完全新作】Game Freakの脱・ポケモン挑戦作『Beast of Reincarnation』、事前レビューで評価分かれる

『ポケットモンスター』シリーズの開発元として世界的に知られるゲーム開発会社「Game Freak(ゲームフリーク)」が手がける、待望の完全新作アクションRPG『Beast of Reincarnation(ビースト・オブ・リインカーネーション)』。2026年8月4日の発売を目前に控え、ゲームファンの間では「ポケモンという超巨大IPの枠組みを超え、同社が本来持つクリエイティビティや新機軸のアクション性能を証明する一大タイトルになるのではないか」と大きな期待が寄せられていました。

しかし、発売に先駆けて英字新聞大手のジャパン・タイムズ(Japan Times)紙などに掲載された先行プレイレビュー、および海外最大級のオンラインコミュニティ掲示板「Reddit(レディット)」のゲーム専門フォーラム「r/gaming」における議論では、その評価は極めて厳しいものとなっています。期待が大きかっただけに、公開されたゲーム序盤のクオリティに対する懸念や失望の声が広がっているのが現状です。

「パリィが作業に…」大手メディア『Japan Times』が指摘した不満点

今回の波紋のきっかけとなったのは、約20名のメディア関係者が招待された非公開体験会でのレビュー記事です。体験会ではゲームのプロローグ(序章)から第1章までのプレイが可能であり、プレイヤーは西暦4026年の荒廃した日本を舞台に、神秘的な病「ブライト(Blight)」に侵された少女「エマ(Emma)」と、同じく病を患った相棒の犬「クー(Koo)」を操作します。

本作の戦闘システムは、現代のアクションRPGで標準的となっている「パリィ(敵の攻撃をタイミングよく弾くアクション)」を主軸に据えています。攻撃を弾くことでメーターが蓄積され、相棒であるクーの強力な支援攻撃が解放される仕組みです。しかし、レビューを担当した記者はこの核となる戦闘メカニクスに対して厳しい評価を下しています。

『Sekiro: Shadows Die Twice』や『Nioh 3(仁王3)』のような名作では、敵の攻撃リズムが歯ごたえと達成感を生み出しています。しかし『Beast of Reincarnation』では、ほとんどの敵が1〜2種類のパターンしか持っておらず、パリィが単なる無機質な単調作業へと成り下がってしまっています。

さらに記事では、各ステージのボスにあたる守護神獣「ヌシ(nushi)」戦においてもこの単調さが改善されず、第2段階(フェーズ2)に入っても第1段階とほぼ同じ行動を繰り返す点が指摘されました。

戦闘面だけでなく、フィールド探索時の静かなJ-POPバラードから敵遭遇時に一変する汎用的な戦闘曲への遷移があまりに突如として起こるサウンドデザインの粗さや、過酷な境遇に置かれながらも感情の起伏に乏しく「まるでレンガの壁のようだ」と評された主人公エマのキャラクター描写についても不満が挙げられています。

なぜ評価が伸び悩むのか?Game Freakが抱える開発体制と歴史的課題

この事前レビューを受けて、海外掲示板Redditでは「なぜGame Freakはポケモン以外のタイトル、あるいは3Dアクション作品で苦戦を強いられるのか」という根本的な開発体制に関する議論が噴出しました。

掲示板のユーザーからは、同社の歴史的背景を指摘する声が相次いでいます。かつて『ポケットモンスター 赤・緑』や『金・銀』の時代、ゲームボーイの極小メモリ容量に限界までデータを詰め込むことができたのは、当時の任天堂およびHAL研究所に所属していた故・岩田聡氏(元任天堂社長)のような天才的プログラマーの技術的支援があったからこそだという意見です。

また、2Dドット絵時代から3Dゲーム開発へ移行した際、同社が外部から本格的な3Dゲームデザインの経験者を大規模に採用するのではなく、既存の2Dデザイナーに3D技術を再教育(リスキリング)して対応させたという開発秘話も議論の対象となりました。年間売上高が数百億円〜数千億円規模に達する世界最大級のエンターテインメントIPを抱えながらも、開発スタジオの規模を約200〜300人程度の小規模に据え置き続けている点について、現代のハイエンドな3Dコンソールゲーム(据え置き機向けタイトル)開発のハードルに追いついていないのではないかという批評が展開されています。

海外ゲーマーのリアルな反応:「また同じ過ちか」と呆れる声と「比較が高望みすぎる」との擁護

Redditの「r/gaming」スレッドには、3,800件以上の高評価(Upvote)と多数のコメントが寄せられており、ゲーマーの反応は大きく二分しています。主な意見を以下にまとめます。

  • 「『Little Town Hero』の時と同じパターンだ。始まりのコンセプトは良いのに、ゲームプレイの深みが圧倒的に不足している」(海外掲示板ユーザー)
  • 「『Scarlet/Violet(スカーレット・バイオレット)』の核となるゲームシステムは楽しかったが、パフォーマンスやグラフィックは不十分だった。ポケモンというブランドがなければ、このクオリティは許容されない」(海外掲示板ユーザー)
  • 「すべてのパリィ系アクションゲームが『Sekiro』や『Souls-like』のような難易度や複雑なモーションパターンを持つ必要はない。ライト層やカジュアルに楽しみたいプレイヤーにとっては十分機能するのではないか」(海外掲示板ユーザー)
  • 「ゲームメディアの記者が序盤のプロローグ体験版だけでゲーム全体を決定打のように酷評するのは時期尚早だ。チュートリアル段階の敵のパターンがシンプルであるのはデザイン上当然のこと」(海外掲示板ユーザー)

まとめ:巨大IPの影から抜け出し、新たな柱を打ち立てられるか

今回の『Beast of Reincarnation』に対する一連の反応は、長年にわたり『ポケットモンスター』という絶対的なヒット作を支え続けてきたGame Freakに対する、ファンの複雑な期待と愛憎の表れでもあります。

過去にリリースされた『Town』プロジェクト作品群と同様に、ポケモン以外の新規IP開発において「ゲームプレイの深み」をいかに構築するかは、同社にとって長年の課題であり続けています。しかし、体験版という限られた範囲での評価がすべてではなく、正式リリース後に後半のゲーム展開やシステム全体のシナジーが評価を一変させる可能性も残されています。

世界中のゲームファンが注視する中、Game Freakがこの新規IPを通じてどのような回答を示すのか、今後のアップデートやプレイヤーの評価に大きな注目が集まっています。

📚 引用・リサーチ元リファレンス

Japan Times: 「First impressions aren't good for Beast of Reincarnation (Game Freak's new game)」事前体験会プレビューレポート

Reddit r/gaming: 「First impressions aren't good for Beast of Reincarnation (Game Freak's new game)」コミュニティ議論スレッド

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